私がリーダーを務めるAID課は、外国人講師の採用・配置・育成・労務管理など、外国人講師に関するあらゆるサポートを行っています。特にここ数年は、外国人講師がレッスンを行う「インターナショナルコース」の拡大に伴い、日本人スタッフ・外国人講師双方からの相談案件が増えています。
文化の違いに起因するミスコミュニケーションに関する相談も多く、外国人講師に気持ちよくパフォーマンスを発揮してもらえるよう、できるだけ障壁を取り除きたいと考える一方、日本の慣習を理解してもらうことも必要だと思う場面もあります。
例えば、想像してみて下さい。外国人講師と日本人スタッフが楽しそうに英語で会話している教室と、スタッフ同士の会話が聞こえない教室、どちらに通いたいと思いますか?私は前者です。
スタッフ同士が楽しく会話している様子を見て、「私もあんなふうに講師としゃべりたい」「外国人と英語でコミュニケーションをとれるようになりたい」、お客様にそう思ってもらいたい。 外国人講師と日本人スタッフとのチームワークが深まれば、良いレッスンサービスを提供することができると思うのです。
そこで、より満足度の高いレッスンサービスを提供するためには、問題が起こってから対応するのではダメだと考えました。私たちのチームが現場で発生し得ることを想定し予め対策しておくことでイニシアティブを取れるように、まずはプロセスを整備しルール作りを行うことから始めました。
その中のひとつが、日本人スタッフに向けて作成した「外国人講師とのコミュニケーションガイド」です。これは過去にあった事象をいくつか取り上げ、外国人講師へのアプローチ方法や英語での伝え方を事例として紹介したものです。