1. 私の仕事
ビースタジオの会員様の情報や在籍数値を管理する基幹システムの運用・保守業務を中心に、既存事業のIT化、新規事業・商品サービスのシステム基盤構築の企画検討、情報セキュリティの推進などビースタジオの事業をITの側面から支える役割を担っています。オンラインレッスンや会員様と講師のコミュニケーション手段として教室の現場にもITツールを導入しており、今や事業にITの活用は不可欠です。日々の業務や教室の運営がスムーズにいくように、「何もトラブルがない」状態を作ることを重視しています。
2. 私の毎日 ―代表的な一日の過ごし方―
入会数を始めとする各種データ集計や設定変更、チェックなどの定型業務を行いつつ、突発的なシステム障害やトラブルに対応しています。また、新規事業やサービスに関する、他部署との打ち合わせも多くあります。会社の目指す方向性や、現場が何に困っているのかは常に理解して、企画の精度をさらに高めるよう心がけています。
現場の「やりたい」に、システムが足かせになることは避けなくてはいけません。最適な手法を選択できように、日頃からベンダーと密にコミュニケーションを図り、何でも相談できる関係性を築くことを大切にしています。
3. 私の“BE YOURSELF” ―この仕事を志した原点―
「教育に関わる仕事がしたい」と考え、大学卒業後に学習塾の教室長の職に就きました。そこで、基幹システムを刷新する全社プロジェクトへの参画をきっかけに、「より良い教育サービスを提供するには、教室長や講師の負担を削減して生徒に集中できる環境が必要。そのために、ITを用いて教室長や講師の業務効率を実現したい」という思いが生まれ、キャリアチェンジしました。営業、講師の採用・研修、数値管理など、責任者として教室事業の仕事を一通り経験した上でITやシステムに携わっていることが私の強みです。
4. 私のやりがい・楽しさ
昨年基幹システムの改修を行い、エリアごとの実績数値など現場に必要な情報を自動更新する仕組みを導入。在籍数、休会・退会の申し出や、お客様からの問い合わせ対応状況の可視化が可能になりました。無事に本番稼働を迎えた瞬間も達成感がありますが、教室の先生やSVから「便利だよ」「ありがとう」という声を聞けたときは、現場の役に立てた実感が沸き、やりがいを感じます。
システムには、ユーザーが感じない小さな不具合が日々発生します。業務に支障をきたさないように調整を行い、トラブルがない状態が続くとほっとしますね。
5. 私の成長エピソード
独学で得た知識と業務で培ってきた開発スキルを、事業統合という大きな変革や、オンラインレッスンのシステム構築をコロナ禍に1カ月で行うといったスピードを求められる業務に活かして、成功に導けた経験は大きな自信になりました。
また、開発を進める上で事業部とベンダー間で認識を合わせることは必要不可欠です。「使いにくい」「意図とは異なる仕様になった」という齟齬が起きないように、双方をつなぐ「橋渡し」が非常に重要だと考えています。そのため、事業部にはフレームワークを活用してITの専門的な部分をわかりやすく説明したり、ベンダーには回答しやすいように具体例を出して質問したり、双方が理解・納得できる情報連携に注力しています。どちらの立場も経験している自分だからこそ曖昧にせず、よりよい方法を探求する姿勢を持ち続けていきたいです。
6. 私の“WANT TO BE” ―これから成し遂げたいこと―
ただ単に「システムを導入する」だけがIT化ではありません。「教室の先生の定型業務をITで効率化して、子どもたちと接する時間を増やしたい」など、ITという手段を使って何を実現したいのか、目的やテーマを明確に持つことが大切だと思っています。そして、新しく導入しても現場が使いこなせないと意味がありません。
教室事業ならではの、アナログ的な温かさが求められる場面もあるはずです。効率化とのバランスを考え、ビースタジオとしてどこまでIT化を進めるのか、現場をどのように支えていくのかを常に意識しながら推進していきたいです。