1. 私の仕事
マネージャーとして首都圏(東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬)におけるプラザ校*の教室運営にかかわる業務全般を担当しています。具体的には、日々教室の先生方と直接コミュニケーションをとるSV*を育成しながら、先生の働きやすい環境づくりやレッスンの品質向上に向けた取り組みを行っています。
本部がどれだけ実現したい企画があったとしても、先生がいないと施策は成り立ちません。先生中心の教室運営を行い、先生方が長く気持ちよく働ける環境整備に力を入れています。
2. 私の毎日 ―代表的な一日の過ごし方―
朝いちばんで在籍状況を確認した後、各エリアのSVと情報連携を行なっています。他部署との会議が集中する日も多いのですが、教室の状況を知ることができるSVとの会議やコミュニケーションはとくに丁寧に時間をかけています。また、教室を巡回してレッスンを見学したり、出店予定の拠点へ視察に行ったりする日もあります。
SVをはじめとする、本部のモチベーションは現場の先生方に影響しますので、私自身がいつも笑顔でモチベーション高くメンバーと接するように心がけています。
3. 私の“BE YOURSELF” ―この仕事を志した原点―
約20年前に、教室の先生からキャリアをスタートしました。トリマーとして自分のお店を持つことを目標に、入社後しばらくはダブルワークで勤務していました。その後アレルギー発症を機にトリマーを辞め、ビースタジオに集中することに。海外生活の経験が活かせること、もともと子ども好きだったこともあって、子どもたちが成長する姿を目にできる先生の仕事に魅了されていきました。
13年間先生としてレッスンを担当したのち、SVを経験して今のポジションに就きましたが、生徒たちや多くの先生方との出会いとその過程で得られた経験が私の強みであり、「先生(現場)を大切にしたい」と思う原点です。
4. 私のやりがい・楽しさ
自分が先生だったときは必死で気づきませんでしたが、先生の様子は生徒に伝わります。だからこそ先生にはいつも笑顔でいて欲しいと願っており、「どうしたら笑顔でいられるのか」を常に考えています。そのため教室を見学した際に、レッスン後に笑顔でおうちの方のもとへ向かう生徒の様子や、先生の充実した顔を見られるとうれしいですね。
また、元教え子のお子さんがビースタジオに通っていることを知ったときは、「教室が楽しかった記憶があるから、自分の子どもを通わせてくれている」と感じて、自分がやってきたことが肯定された気がして励みになりました。
5. 私の成長エピソード
SV時代に先生の退職が続いたことがありました。今思うと、自分がキャリアアップする中で判断を誤り、先生方のモチベーションを下げることがあったのだと思います。子どもたちは、本当に先生が大好きです。先生が辞めると子どもたちが悲しむだけでなく、ビースタジオを信じてお子さんを任せて下さっているおうちの方からの信頼も失ってしまいます。
自分も経験してきたからこそ、先生の困りごとや不安には寄り添い、絶対に目を反らしてはいけないと考えました。そこで、数字の報告中心だった先生とのミーティング内容を見直し、苦手意識を持ちがちな体験レッスン後のクロージング(入会案内)のノウハウや、先生時代に得た学びや経験を先生視点でナレッジ共有するなど、先生方が日々抱える課題や苦手業務にフォーカスした勉強会を実施して、前向きに業務に取り組めるようにマインドセットを行いました。
先生が笑顔でレッスンを行い、おうちの方との信頼関係がある環境で子どもたちが学び続けられることが、成長につながると信じています。
6. 私の“WANT TO BE” ―これから成し遂げたいこと―
多様な人たちと働くなかで仲間へ関心を持ち、自分にはないスキルを持つ人から学びを得られ、感謝と尊敬の念を持てるかどうかー。働くうえで、いちばん大切なのは「周囲への関心と敬意」だと思っています。
全く違う職種から経験ゼロでスタートをして、たくさんの先生や仲間たちに支えられたからこそ今の自分がいます。自分が周りに助けてもらったように、「五十畑がいるから安心」「ゼロからチャレンジしてもキャリアを築けるんだ」と感じてもらい、キャリアに悩む人たちのロールモデルになれるとうれしいです。
誰だって最初は分からないことだらけで、私も何年たっても完璧ではありません。チーム全員で補い合って、ともに成長していける組織を目指したいです。
*ビースタジオには、ショッピングモール内などに入ることが多い「プラザ校」と、地域密着型の「ホーム校」、大きく2つのタイプの教室があります。
* SV(スーパーバイザー)教室の立ち上げから運営まで先生をサポートし、子どもたちが学ぶ環境を共に作る役割を担う